ポジションと相場の関係②【ダラダラ相場がもたらすもの】

前回の続きです。
相場のセンチメントが決まって一方向への圧力が強まると
得てして相場は動きづらくなります。
この感覚は普段トレードをしていると
少し掴みにくいですが
非常に重要になってくる場面があります。
前回話した通り、一方向へポジションが傾くと
売買が成立しなくなり
相場の動きが遅くなります。
ここでチャートに見えるのが
ダラダラ相場
例えば上昇局面で、上にダラダラ進む相場です。
この場面で相場参加者に
どういう心理が働いているかといえば
【ロングポジション保持派】
一応上には向かってる。少しでも利益を伸ばすため決済はまだだ!
【ロング目線参加したい派】
ロングエントリーしたいが、押し目を付けに来ないのでタイミングがなく入れない
【ショートポジション保持者】
含み損だが一気に上へ行くでもなく、もしかすると反転するかも。損切りはしない。
【ショート目線参加したい派】
もうすぐ転換だ!そうなったら参加しよう。
この参加者たちの心理を見ても分かるように
ポジション操作が極端に減ってくるんですね。
では上に行くにしろ下に行くにしろ
次のアクションはどうやって生まれるのか?
それは
【ロングポジション保持派】の大きな決済か
【ショートポジション保持派】の大きな損切りか
となりますが、どうも前者が多いような気がします。
大きなロングの決済=ショートポジション
が入ってスコーンと落ちる。
それを見た他のロングポジション保持者も
我先にと決済する。
待ってた新規の売りも入ってくる。
相場転換ですね。
こうしてダラダラ相場が一気に転換していくという流れです。
ダラダラ相場はチャート形状でいうと
フォーリングウェッジになりやすく
エリオット波動でいうところの第5波も
ウェッジになりやすい
このことからもダラダラ相場は
トレンドの終焉が近いということかも知れません。
ピンポイントで反転する
高精度PRZの威力とは?
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