プロトレーダーの足跡②【形から入る人】
巷にはいろんな【形】や【エントリーポイント】が
紹介されてます。
私も最初の頃はチャートで【形】ばかり追いかけていた時期があります。
しかしそれで勝てたのか?
と問われれば答えはNOと言わざるを得ません。
ではチャートパターンやローソク足形状などは
全くの無意味なのか?
と問われるとそれもNOだと思います。
これだけ活発にいろんなパターンが検証されているので
市場参加者が意識しないわけがありません。
相場は集団心理で動きますので
チャートパターンはハマれば強力だと思います。
ではどうしてパターンだけでは勝てないのか?
ズバリそれは・・・
【形だけで考えている】
からだと思います。
このブログでは何回も言ってますが
チャートには相場を動かす機関投資家たちの
生の息吹が隠れています。
この息吹を見つけ検証することと共に
チャートパターンと合わせることが重要です。
では、チャートパターンでも有名な
【ヘッド&ショルダー(H&S)】
で考えてみたいと思います。
略図で書くとこのような形です。

相場転換のサインとして使われますが
私も注意してみているパターンの一つです。
まず最初にこのH&Sは相場の転換ポイントとして出現するので
見ている時間足よりも大きな足で
レジスタンスに到達しているのか?
という判断が必要です。
次にこのH&Sを形成する過程に注意します。
当然初めは上昇トレンドで上がって来ています。

このような形です。
という事はロングで攻めている人たちの心理は
押し目を付けた所で
高値を抜くトレンドフォローを考えています。
こういう形を狙ってるわけですね。

しかしロング勢力の思惑通り行かず
下がってくるわけです。
ここで考えなければいけません。
① 前述した通り、大きな足でレジに到達したのか?
② 下がってきたチャートにプロトレーダーの足跡があるか?
ここでいうプロトレーダーの足跡とは
【買いと売りが戦った痕跡】
という事です。
相場はこの【買いと売りの戦い】が全ての基本です。
考え方は過去記事でどうぞ⇒相場の基本シリーズ
この足跡がどこにあるのか?を見つけなければなりません。

上の図の囲んだ場所。
この辺にその足跡が隠れています。
そしてその足跡を吟味する必要があります。
当然足跡が無かった場合は情報がないので
このH&Sでのエントリーは様子見にならざるを得ません。
このようにただ単に形だけで入るのではなく
どのようにその形ができたのか?
その経緯を考えるのが重要だという事です。
次回は実際のチャートで検証していきたいと思います。
では!!
実際のチャートでの検証記事です。
ご覧下さい。
【チャート形状 H&S】
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